目黒のViiber本社で行われた9月のミライテレビ推進会議から、コンテンツジャパンの堀鉄彦さんによる「ブロックチェーンとメディア/コンテンツ/ビジネス」を紹介する。
堀さんは永年日経BPで雑誌編集に携わったのち、著作権・版権業務や出版業界動向調査に携わった。2018年4月からブロックチェーンハブに参画し、グループ内でコンテンツジャパンを立ち上げた。ブロックチェーンハブの斎藤賢爾CSOは10年以上前から研究・発信を続ける、日本におけるブロックチェーン分野の草分け的存在だ。
さて、ブロックチェーンといえば仮想通貨・暗号通貨を真っ先に連想する人が多いと思うが、決してそのためだけの技術ではない。堀さんの言葉を借りて端的に表せば「ネットワーク維持に参加するすべてのコンピューターがデータを分散的に保持する技術」だ。参加するコンピューター(これをノードと呼ぶ)が相互にデータの正しさの承認作業を行うため、一度記録されたデータ改ざんが困難であり、正しいことが「保証」される。この特性により、仲介者なしに価値のやりとりが可能になり、送金も「保証」され、仮想通貨として機能させられる。
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