元号が代わって初めての開催となるミライテレビ推進会議は、5月24日に「令和のテレビはこうなる!村上圭子氏とまったり話すテレビの行く末」として開催。紀尾井町・Yahoo!LOGDEにメンバー外の方も多数参加して行われた。NHK放送文化研究所・研究主幹の村上圭子さんが、放送業界の動向を分析したスライドを枕にしながら、テレビメディアの未来について「まったり」と話すという趣向。と言いつつも、意見募集のために用意したGoogleフォームにはこの場に集まった人はもちろん、ライブ配信を見ていた人からも多く投稿が寄せられ、「まったり」した雰囲気ではありつつも議論は徐々に熱を帯びていった。
Media Border読者の方は、村上さんをご存じの方も多いだろう。NHK報道局のディレクターを経て放送文化研究所へ移ったという経歴を持つ。「インターネットが普及する中、このままの番組づくりやNHKの在り方だけでは厳しいのではと思い、(研究所に)移った」という村上さん。「NHKもひとつの取材対象。私の見解はNHKの見解ではない」と断ったが、このレポートでも意識していただければ幸いだ。
さまざまなトピックが登場したが、参加者と活発な議論が起こったものを中心に紹介したい。
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