映画興行市場とほぼ並んだ、有料動画配信市場
先週5月24日に、デジタルコンテンツ協会による「動画配信市場調査レポート2019」発刊セミナーが行われた。同協会は毎年秋に「デジタルコンテンツ白書」という分厚い冊子を発行している。「デジタルコンテンツ」の括りでコンテンツ産業を一望にできる貴重な白書だが、それとは別に春に「動画配信市場調査レポート」を発行してきた。2016年版では私が巻頭レポートとして拙い原稿を書かせていただいた。その縁もあり、同協会のセミナーは極力聴講している。
この「動画配信市場調査レポート」は、動画配信に絞った市場調査で他にはあまりない貴重なものだ。毎年、各事業者を直接訪問してヒアリングしたものをまとめた労作だ。私も毎年あてにさせてもらっている。
最新版では2018年の推計値が発表されている。2,200億円とついに大台に乗った数値だ。前年比119%と約2割も増えている。ますます活気づいていることがはっきりわかる推計値となった。
2018年の映画興行収入が2,225億円なので、ほぼ同じだ。動画配信市場は、映画興行市場と並んだ、と考えるとかなりの規模になったのが実感できるだろう。
同協会の「動画配信市場調査レポート」はこちらのサイトから有料でダウンロード購入できる。→デジタルコンテンツ協会「動画配信市場調査レポート」購入ページ
12,000円+税で貴重な調査結果が手に入るのだから安いものだ。この機にぜひ購入するといいだろう。
さて発刊セミナーでは、有料動画配信市場の今後の予測も発表された。果たしてどれくらい伸びるのか?
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