テレビとネットの横断業界誌 Media Border

2020年07月号

TVer社長、龍宝正峰氏インタビュー・後編〜コンテンツを伝えるルートを拡張する

2020年07月22日 08:54 by sakaiosamu
2020年07月22日 08:54 by sakaiosamu


Zoomを通してのインタビュー。ほんの一瞬だけマスクを取った龍宝氏

株式会社TVer社長、龍宝正峰氏へのインタビュー、その後編をお届けする。(前編はこちら)おそらくみなさん興味津々のあの話題から。TVerが独立した事業体になった意味と、だからこその難しさがわかってくる。最後は龍宝氏の熱い想いが伝わってくるインタビューとなった。

 

TVerは同時配信、ニュースはやるか?

境(以下、S):ちょっと答えにくいかもしれませんが。同時配信は、TVerでやるのだと思ってるのですが、どうなのでしょう?

龍宝氏(以下、R):同時配信するしないは放送局の考え次第で、あくまで、決めるのは放送局です。ただ、やると決めたときにできるコンディションがないと、動けなくなっちゃう。民放キー局が秋から同時配信をするという記事を見ました。あくまで噂ですが(笑 )。その時に僕らが間に合わないからYouTubeでやろうとなったら本当に情けないので、そうならないような準備はしていくつもりです。難しいと思うけど、来年の4月に全国の127局から同時配信やりますと言われたら、じゃあ127局の同時配信を見ることができるプラットフォームを作ってありますからどうぞご利用くださいと、言えるのが理想だと思ってます。

S:素晴らしいですね。そこでちゃんと全国の127局っておっしゃられるのは本当に素晴らしいことですね。あとですね、ニュースはやらないでしょうか。TVerには報道ドキュメンタリーのカテゴリーはありますけど、ニュースはやらないのかなと前から思ってたんですが。

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