テレビとネットの横断業界誌 Media Border

2016年09月号

日本上陸から一年、Netflixはどうなっちゃってるのか?〜SVOD元年から一年を振り返る〜

2016年09月02日 15:57 by sakaiosamu

この写真はちょうど一年前、2015年9月2日にNetflixのCEO、Reed Hastings氏に筆者がインタビューした際のものだ。ホテルの会議室ブロックを借り切って、私のような個人から全国紙の記者まで、半日かけてインタビューを受けていた。大変な熱の入れようだった。

前日には派手なオープニングイベントを開催し、2日のスタートを数時間ながら前倒しして、パーティの最中にサービスを開始した。あの一連のお祭りのような出来事から一年経ってしまった。

海外からやって来たサービスの中で、Netflixほど業界中を騒がせた存在はなかっただろう。前々からとんでもない成長ぶりや、ケビン・スペイシー主演で「ハウス・オブ・カード」を製作したことなどが伝わってきてはひそかに話題になっていた。そのNetflixがいよいよ、昨年2月に日本上陸を宣言したことで、にわかに業界は騒然となった。秋にサービスを開始するというので、色めき立つ人、恐れおののく人が交錯しあちこちで情報が飛び交った。

幸い、早い段階でアクセスできた私は、『新・週刊フジテレビ批評』で日本代表のグレッグ・ピーターズ氏にインタビューするなどNetflixと日本の業界の仲介役のようになっていた。あの男は話題のNetflixに詳しいらしいと、いくつかのメディアから声がかかり解説役として出演した。

そんな騒動から一年経ってどうだろう。正直言って、最近は話題にのぼらない。試しに、データセクション社の伊與田孝志氏に依頼し、SVOD主要サービスがTwitter上でどれだけ話題になったかを出してもらった。

青い線がNetflix、赤がhulu、緑がdTVだ。なお、AmazonPrimeはビデオ以外のサービスもあって単純に比べにくいので省いた。

このグラフをパッと見るだけでは、どう受けとめればいいかわからないだろう。私なりに少し解説を加えてみたい。(ここから先は登録読者のみ)

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