U-NEXTの名前は、MediaBorder読者ならご存知だろう。だが他のSVOD事業者に比べると、知識が薄いのではないだろうか。おそらく業界内でのユーザー数も少ないだろう。表にその存在があまり出てこなかったと思う。
だが、実はSVOD界でもっとも早くサービスを起ち上げた事業者のひとつであり、市場の中でも大きな存在となっている。先日のGEM Partnersの記事で、市場の推計を紹介したが、それによるとU-NEXTは3位なのだ。
これはU-NEXTの月額料金が1990円と他の倍程度だからだ。料金が約半分のHuluの次につけているのなら、会員数はHuluの半分以上だと見てよさそうだ。
一方、気になる情報としてTSUTAYAと共同で映像の企画制作を行う新会社を設立したニュースもある。オリジナルコンテンツを共同で作るということらしいが、それだけだろうか?
→CCC子会社とU-NEXT、マイシアターD.D.が共同でオリジナルドラマ/アニメ制作会社を設立(AV watch 2月2日)
先日のゲオチャンネルがスタートした際の速報記事でも書いたが、どうやらSVODは昨年巻き起こった戦国時代の、第二幕がはじまろうとしているようだ。その中でもU-NEXTはこれまで目立たなかったが逆に、重要なプレイヤーになる気がしている。そこで、同社のキーマン、取締役NEXT事業は本部長・堤天心氏に話を聞きに行った。そもそもU-NEXTはどうスタートしたのか、基本的なところからうかがったので、じっくりお読みいただきたい。(ここから先は登録読者のみ)
株式会社U-NEXT・取締役NEXT事業本部長、堤天心氏
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