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2024年02月号

能登半島地震、三が日のローカル局は地震報道をどれくらい伝えたか

2024年02月05日 09:53 by sakaiosamu
2024年02月05日 09:53 by sakaiosamu

能登半島地震からもう1ヶ月が過ぎてしまった。いまだに多くの人々が避難生活を続けており、被害の全容はまだまだ明らかとはいえない。
今回の地震ではメディアの役割と貢献について考えさせられた。中継所の電源切れで地上波放送の電波が長らく届かなかった地域もあり、地形によってテレビが影響を大きく受けることもあると思い知らされた。
さて私は、元日を中心にテレビが地震をどう伝えたかを東洋経済オンラインで記事にした。

「能登地震」を元日のテレビはどう放送したか

関東・関西・中京地区の地上波テレビ各局が何時から何時まで地震報道を行ったか、エム・データのメタデータをもとにまとめたものだ。
16時10分前後からNHKに続いて民放各局が正月番組の途中から地震報道に切り替えた。テレビ東京も約10分後には地震報道に切り替え、全局が地震を伝えた。
ただ詳細はなかなかわからず、NHKでは金沢局からアナウンサーが強く避難を呼びかけた一方で、地震の様子としては定点カメラからの映像が続いた。
テレビ東京は18時40分から、日本テレビ、テレビ朝日、フジテレビは21時ごろから正月特番に戻った中、TBSだけは夜遅くまで地震報道を続けた。NHKとは別に民放が1局地震を伝え続けたのは頼もしかった。
一方、早々と「充電させてもらえませんか?」に戻ったテレビ東京、21時からそれぞれの正月番組に戻った他局についても、関東の視聴者としては情報がなく不安ばかりが募る中、ホッとさせてもらえた。
さらに知りたくなるのが、地震の被災地である北陸ではどう地震を報道したかだ。富山テレビには直接存じ上げてる方がいたので問い合わせ、この記事にも載せた。並行して石川・富山・新潟の3県の各局にはWEBのお問い合わせ窓口に質問を出し、回答をお願いしたがなかなか返事をもらえなかった。まだまだ余震も何度も起こり、能登半島が陸の孤島になって取材もままならない中でこんな悠長な問い合わせに回答する余裕がないのは当然と受け止めた。そんな中1局だけ記事を読んで連絡をもらえたのはとてもありがたかった。
1月最終週にもう一度WEBから問い合わせを送り、代表電話にかけたり、一度だけお会いした方を思い出してメールを出したりして多くの局から情報を得ることができた。東洋経済に続きとして記事を載せたいところだが、まだ待っている局もある。文章でいただいた情報を表にしており、確認のためにもまずMediaBorderで購読者限定の形で読んでもらうことにした。同時に、各局のみなさんにも確認してもらう。ということで、ここから先は有料購読者限定にさせてもらう。

情報入手困難な中、様々にローカル発で報道した元日

まず各局の元日の地震報道の様子を表にしたので見てもらおう。

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