テレビとネットの横断業界誌 Media Border

2017年11月号

InterBEE Connectedセッション・ピックアップ(2)「テレビ局のネット報道」より

2017年11月27日 17:51 by sakaiosamu

早いもので、InterBEE終了から早くも十日が過ぎてしまった。三日間の興奮を忘れないうちに、とくに気になったセッションのレポートをみなさんにお届けしておきたい。2つ目にとりあげるのは、「報道」をテーマにしたセッションだ。16日の16時から、NHK文研の村上圭子氏がモデレーターとなり、日本テレビ宇佐美理氏、フジテレビ清水俊宏氏、NHK足立義則氏によるパネルディスカッション「テレビ局のネット報道はどうなっていくのか?」が開催された。

「テレビとネットの融合」を語る時、当初はもっぱらドラマなどのパッケージ化しやすいコンテンツを軸に語られた。実際NetflixやAmazonが鳴り物入りで登場し日本のドラマを買いあさろうとしたし、テレビ局が取組むTVerで見逃し配信されるのはドラマやバラエティが中心だ。一方でニュースコンテンツは「報道はお金にしにくい」ととらえられ、ネットでのマネタイズの議論の際も、あまり題材にならなかったように思う。

だがこのところはむしろ、ニュースが注目されている。また新聞社も含めネットでの展開には様々な動きが出てきて、全体像を把握するのも大変だ。

このセッションでも、そのあたりを整理するイントロダクションを村上氏がスライドを使って話した。

右側が動画メディア、左側がテキストメディア。また上がマスメディア系、下がネットサービス系。当然、テレビ局のネット展開は右上を占めている。

こうして整理された図をみてもやはり頭の中は混とんとしてしまう。それくらい、ニュースというコンテンツの出し方がまさに模索の真っ最中だということだ。これを誰がどう整理していくのかが問われている気がする。

さてこんな前振りのあと、3人のパネリストがそれぞれの活動をプレゼンテーションした。ここでは、12月に新しいアプリの公開を控えている日本テレビ宇佐美氏の発表を簡単に紹介したい。混とんの時代への最新の答えと受けとめられる内容だったと思う。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

ConnectedMediaTokyo 基調講演 「視聴データの今とこれから」速報レポート!〜深田航志氏寄稿〜

2019年06月号

動画配信は私たちとコンテンツの関係を深めている〜「動画配信市場調査レポート2019」発刊セミナーより

2019年05月号

「今日から俺は!」のヒットはSNS活用とプロデューサーの”想い”から生まれた

2019年03月号

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2019年10月号

メディアの風は変わり目を迎えた。これからどこへ吹くのか、見定めねばならない...

2019年09月号

メディアは長らく、過渡期と言われてきた。だがこの秋、過渡期は終わるようだ。...

2019年08月号

長い長い梅雨が明けると、灼熱の夏が待っていた。オーブンのような日差しにさら...