テレビとネットの横断業界誌 Media Border

2018年08月号

朝倉ウィークでの経験を60市町村へ!KBCの地域戦略の中身を聞く

2018年08月03日 15:32 by sakaiosamu


※朝倉ウィークちらし

前の記事で、KBCの中期経営計画について和氣社長の話をまとめた。(読んでない方は→前回記事「地域戦略に大胆にシフトしたKBC九州朝日放送」からお読みください)読んだ方が気になるのは、そこで出てきた「地域戦略」の具体だろう。それを担うのが、地域共創ゼネラルプロデューサーの大迫順平氏だ。地域戦略の第一弾として取組んだ「KBC朝倉ウィーク」について聞いてみた。

水害から一年後の朝倉の姿を全県民に

「KBC朝倉ウィーク」は、今年の6月2日から8日まで「朝倉Wish」のタイトルで開催された。福岡県朝倉市は、2017年の水害で大きな被害に見舞われた地域だ。一年経って復興がどれくらい進んでいるか、人びとの声とともに県内に届けるキャンペーン。

この企画を、KBCのテレビとラジオで連携して放送した。言わばKBCの社内総出でひとつの地域にフォーカスして番組を展開したのだ。中期経営計画の「地域戦略」の最初の具現化だ。前の記事で和氣社長が語った「ラジオはテレビと連携して地域メディアを担う」新方針もさっそくここで形になっている。

6月2日のラジオでの生放送を皮切りに、毎日ラジオで生リポートを展開し、テレビでも人気番組「アサデス。」や「ドォーモ」で朝倉特集の回を放送した。この一週間はKBCのテレビかラジオで何らか、朝倉発で番組を届けたのだ。また防災をテーマにしたシンポジウムも開催された。テレビとラジオ、公開生放送、イベントなどあわせて50の話題を届けることができたという。 

朝倉ウィークでわかったこと、学んだこと

この朝倉ウィークで生まれたことの価値を、大迫氏が説明してくれた。

「この活動の収穫は3つあります。KBCへの信頼、取材ネットワーク、そして営業への布石。朝倉市にフォーカスしたからこそ得られたものがあるのです」


※4月から地域共創ゼネラルプロデューサーとして駆け回る大迫順平氏

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

ローカル局の再編が、はばかることなく議論される時代になった〜自民小委員会第二次提言〜

2018年12月号

イベントのお知らせ【ミライテレビ推進会議2018オープンな忘年会】

2018年12月号

不思議の国の同時配信〜諸課題検討会の不毛を憂う〜

2018年12月号

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2018年12月号

メディアの進化が始まったように見える。だがそもそも、メディアの進化とは何な...

2018年11月号

2018年も秋が深まりはじめた。どんよりして薄寒いように思える。だがこの重...

2018年10月号

メディアの変化は加速し、嵐のように迫っている。どんな嵐が起こるのか?嵐が去...