まず、この記事をざっと見てほしい。
→「J事務所の有名アイドルがオモコロにやってきた!」(オモコロ:6月6日付)
オモコロは愉快な記事を掲載するネットメディアで、この記事も笑える。
だが私はこの記事を見て、「ついにここまで来たか」と受けとめた。もちろんこの記事は、一部のタレント事務所がネットの画像を制限していることをもとにしている。そのことは業界関係者のみならずみんな知っているし、誰もが気づいていたことでもある。ただ、誰もあえてふれなかった。わざわざ言うことでもなかったというか、ふれてはいけないタブーのようなものだったのではないか。
ところがオモコロは、あえてふれた。それは「これっておかしくない?」というシンプルな疑問の提示でもあるように私には思える。
もちろんおかしい。誰しもおかしいと感じてはいたが、一方で頑なにその事務所が守っているポリシーだということもみんな知っていた。だから疑問を提示してこなかった。
この記事で私が言いたいのは、もはやそうやってわかっているけどふれない、で済まない状況がいま生まれつつあるのではないか、ということだ。もはやスマートフォンに情報や表現物を送り届けないと、人が動かない事態になっていると考えるからだ。(ここから先は登録読者のみ)
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