テレビとネットの横断業界誌 Media Border

2017年12月号

AbemaTVは進化するのか?どこへ進むか?

2017年12月15日 15:41 by sakaiosamu

AbemaTVが何かと話題を振りまいている。11月末には、ビデオリサーチが「72時間ホンネテレビ」について出した視聴者数推計のリリースを取り下げたことが ニュースになりヤフトピに載った。

これは実はサイバーエージェント藤田社長が取り下げるように要望したからだと本人のネットでのつぶやきから判明し、それも含めてまた話題になった。筆者はこれについてAdvertimesでの連載で思うことを書いている。

「ビデオリサーチのAbemaTVリリース取り下げを題材に、「視聴率」と「視聴数」の違いをはっきりさせよう。」

この一件を受けてのことも語るべき題材だが、それとは別に今週、なんとなくAbemaTVを開いたらこんな表示が出て驚いた。


※AbemaTVのトップ画像より

「テレビ」と並んで「ビデオ」というメニューが表示されている。ご丁寧に、「放送終了した番組を視聴できます」とガイドもでてくる。これは!と気になって、リビングルームのテレビにつないでいるAppleTVでもAbemaTVを呼び出したらこうなっていた。


※AppleTVで表示したAbemaTVの画面。サムネイルには筆者がぼかしをかけている

やはり「テレビ」と「ビデオ」がメニューにともに並んでいる。「ビデオ」の画面はまるでhuluなどSVODのトップ画面のようだ。

AbemaTVはこれまでも放送済みの番組を視聴できる「プレミアムプラン」が用意されていたが、今回の「ビデオ」メニューはプレミアムプランを無料で開放したようなものだ。プレミアムプランも残っているので何らか違いはあるのだろうが、大きな方針変更だ。ただ調べると、今年4月に「Abemaビデオ」の提供を開始したリリースが出ていた。

「インターネットテレビ局「AbemaTV」が新機能「Abemaビデオ」の提供を開始」(サイバーエージェント・プレスリリース2017/4/7)

このリリースは大変わかりにくいのだが、どうやら有料プランの拡充のようだ。それを無料化したのかなんなのか、今回のメニュー変更についてはリリースも出てないようなのではっきりしない。

とはいえどう見ても、11月にはなかった「ビデオ推し」のメニュー変更が最近行われたのはまちがいないので、AbemaTVは「進化」しようとしているのかもしれない。近々取材しようと思うが、現状で考えられることを書き記しておきたい。

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