このところNHKの視聴率が高いらしい。そんな話は5月6月あたりからちらほら聞いていた。4月ー6月の実績が出てきてから、ほんとうにNHKの視聴率が高いことがはっきりした。
これは各年度の第一四半期のゴールデンの視聴率だけを、2010年から2016年まで局別で見たグラフだ。やはりNHKがグンと伸びてわずかだが日テレを抜いている。数字で言うとNHKが11.8%、日テレが11.7%で本当に微差だがNHKのほうが高い。ゴールデンタイムの視聴率でNHKがトップというのは、私の知る限り聞いたことがない。驚愕だ。
その理由はこの春の改編が成功したから、ではあまりなく、4月以降災害や海外でのテロ事件、選挙などが続いたからだと聞く。確かに、熊本の震災はまれに見る大きな事件で、そういう時はNHKを本能的に選んでしまう。他にも『真田丸』『とと姉ちゃん』の定番ドラマが好調というのもあるようだ。
たまたま大事件が続いてNHKに有利に働いた。8月はオリンピックだった。だから9月になると落ち着いてこれまでの感覚に戻るのだろう。そう考えるのがふつうだと思うが、どうもそう単純でもないようなのだ。(ここから先は登録読者のみ)
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