テレビとネットの横断業界誌 Media Border

2017年02月号

論考記事 (他の号の記事)

スクープが現実を変えてしまう〜「NHK、TVerに参加」と報じられた奇妙な影響〜

8月2日、共同通信から以下の見出しでニュースが配信された。「NHK、TVerへ参加 今月にも8番組程度で」一瞬、おお!と思った。いかにもスクープ風の報じられ方だったからだ。実際、…

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エンターテインメントってなんだっけ?〜テレビは芸能にさよならをするのか〜

テレビはエンターテインメントを次々に送り出す玉手箱。子どもの頃はそう思っていた。いまも私にとってのテレビはそれがベースにあると思う。だがふと気づくと、テレビはさほどエンターテイン…

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ワイドショーが事件現場になった〜吉本興業の闇営業騒動〜

土曜日から今日までの一連の出来事は、そこいらのドラマよりずっと(言い方が悪いが)エキサイティングだった。事実は小説より奇なり。そして起こった出来事をテレビが追いかけるのではなく、…

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令和のテレビは、令和のメディアになれるだろうか〜4:広告メニューの新たな開発

令和のメディアにとって重要になりそうなキーワードは多々ある。公共性やSociety5.0といった社会貢献的な要素も最近は議論に上るようになるなど、考えるべきテーマは多岐に渡ってい…

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令和のテレビは、令和のメディアになれるだろうか〜3:放送外収入の誤謬〜

実は定義が曖昧な「放送外収入」令和のテレビでもっとも重要な要素のひとつに「放送外収入」がある。何しろ、どこの局も今後「放送収入」の方は伸びそうにない。テレビ広告にスポンサーが費や…

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令和のテレビは、令和のメディアになれるだろうか〜2:穏やかさとやさしさ〜

令和のテレビが、クールダウンしはじめた?6月最初の月曜日、TBSの夜のニュース番組News23の新キャスターとして小川彩佳が登場した。初登板はなかなかの落ち着きで新生News23…

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令和のテレビは令和のメディアになれるだろうか〜1:ネット融合〜

令和という新しい時代が始まった。何もかもが、新時代に合わせてリニューアルしようとしている。さて昭和の時代に産まれてメディアの王様の座についたテレビは、平成もインターネットにその座…

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平成で穴が空いたミドルファネルを、令和のメディアは埋められるか、という大問題

新しい元号として「令和」が発表された。日本中が新しい時代を迎える前の熱気に包まれているようだ。元号が変わることがこの国の社会に与える影響の大きさ、リセット感の強さをあらためて思い…

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世帯視聴率の時代はおしまい〜テレビにやってくる「視聴質」というパラダイム〜

視聴率好調のテレ朝が、放送収入で一人負け11月にこんな記事を書いた。「それならば、視聴率競争とは何なのだろう?〜在京キー局第二四半期決算より〜」テレビ局のスポット収入が下がってい…

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メディアとは何かが、もう一度問われる2019年がはじまった

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。2019年のはじまりだ。今年はメディアの世界にとって様々な意味でスタートの年になりそうだ。それはもちろん、例えばN…

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不思議の国の同時配信〜諸課題検討会の不毛を憂う〜

先月30日、第21回にあたる総務省「放送をめぐる諸課題に関する検討会」が開催された。その概要は前の記事で関根氏が丁寧なレポートを書いてくれているので、そちらを読んでもらえればと思…

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それならば、視聴率競争とは何なのだろう?〜在京キー局第二四半期決算より〜

先週、在京キー局の第二四半期決算が出そろった。このところスポット広告が振るわないと聞いていたので気になって確認してみた。各局のタイム収入とスポット収入の増減額を並べてみたら意外な…

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サンジャポは週に何本のネットニュースになっている?〜新志有裕による情報番組の拡散についての考察〜

Introduction テレビとネットの関係で面白いのが、無限大に表現が広がるはずのネットで、結局テレビ発の話題が大きな要素になっていることだ。ネットメディアがテレビ番組内の…

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テレビがひとつになればネットでも強くなるはず。だがその有効期限は、すぐそこに迫っている

もしテレビを見る時、何回もボタンを押す必要があったらどうだろう?例えばNHKで「西郷どん」を見終わって9時からの「行列ができる法律相談所」を見るのに、切り替えボタンを押して入力4…

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乱暴な放送法改革に対する、乱暴な反論。その結果テレビ局は何を失ったか。

マスメディアの矛盾だらけの反論3月29日の記事「放送法を巡る諸課題に関する不思議な議論」で放送法改革について取り上げた。この議論で非常に面白いのは、政府から放送法改革の中身は公式…

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ネット上でのプレミアム広告メディアとしてのテレビの役割

前回に続き、このところ参加したセミナーで見聞きした話をもとにした記事をお届けする。1月29日、JAA(日本アドバタイザーズ協会)主催のセミナーでの植村祐嗣氏の講演が、気づきの多い…

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2030年にテレビ放送は存在しているか?という視点

※画像は「Society5.0政府広報」トップページより早くも2018年が走り出して1カ月が経った。たまたま興味のある趣旨のセミナーや会議が続き、筆者は目まぐるしくあちこちの会場…

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AbemaTVは進化するのか?どこへ進むか?

AbemaTVが何かと話題を振りまいている。11月末には、ビデオリサーチが「72時間ホンネテレビ」について出した視聴者数推計のリリースを取り下げたことがニュースになりヤフトピに載…

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民放は、自らも「補完業務」の枠の中にネットを押し込めてしまった

今週7月20日、総務省の「放送を巡る諸課題に関する検討会」の第17回が開催された。NHKが同時配信について方針を示すための回だった。これについては各新聞社による記事が出ている。い…

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有料動画市場は静かに着実に成長している〜動画配信サービスのデータをもとに〜

映像新聞という業界紙に、こんな見出しの記事が載った。「再編?動画配信市場 起きなかった有料へのシフト」おや?とひっかかった。「再編」のほうはまだしも、有料へのシフトが「起きなかっ…

  いいね!   sakaiosamu sakaiosamu from 2017年08月号

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