2015年の今年も幕張メッセで華やかに開催されたCEATEC。常連の大手家電メーカーが出展をやめたこともあり来場者数は昨年の15万人から13万3千人と減少した。だがこれまでにない技術開発が披露され、エレクトロニクス業界の新しい潮流が示されたと言える。
日本の大手企業のブースが減り、中国などアジアメーカーのブースが目立っていた
大人気だったRoBoHoN。海外からの来場者にデモを見せていた
ドローンがずらりと並んだブース。2015年を象徴している
洗濯物を折り畳んでくれるlaundroidもなぜか人気だった
JEITAの大きなコーナーでは4K8K、そしてHDRなどが展示されていた
日テレのプロジェクト「SENSORS」による、ベンチャー企業を紹介する展示
さてこうしたそうそうたる展示をかいくぐって、筆者はMedia Borderとして今年もっとも注目すべきブースに向かった。その小さなブースは意外にすぐに見つかった。数名ながら来場者も集まっている。
それが、このブース。広島テレビの展示だ。
広島テレビ、通称広テレ(ひろてれ)はもちろん、広島市にある地上波テレビ局。日本テレビをキー局とする、NNN系列の局だ。CEATECは"ITエレクトロニクス総合展”であり、基本的には家電製品などのメーカーや技術企業が出展する。ひとつのローカル局が単独で出展するのはかなり珍しいことだ。実は筆者はあらかじめ案内状を受け取っていたので出展を知っていたが、それがなければ見落としてしまっていたことだろう。
ブースに近づくと、広島テレビ・コンテンツ事業局の青木芳允氏が来場者に熱烈に説明をしていた。展示の説明を受けながら、広テレがCEATECに出展した意図も聞いてみた。
●ローカル局が積極的に出展する意義は地域活性化にあり(ここからは登録読者のみ)
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