ソーシャルメディアを活用したサービスで知られるデータセクション株式会社は、7月6日に「TV insight」の提供を開始したことを発表した。「テレビとソーシャルの融合を加速させるソーシャルメディア分析サービス」のふれこみで、ようするに番組ごとのツイートを収集して分析するためのツールだ。
Media Borderでは試用アカウントをお借りしていじってみた。その使用感を記事にしてみようと思う。
そもそも「ソーシャルテレビ」の原初的な概念は、「テレビを見ながらtwitterを使うこと」であり、テレビとネットの融合のわかりやすい現象だった。その分析についてもこの数年でいろんなことが言われてきたが、TV insightはその集大成と言えるサービスかもしれない。
TV insightのインターフェイスは”番組表”の形式だ。NHKから順に、おなじみの表スタイルで番組が並ぶ。その中でオレンジ色で塗りつぶされたものがあり、ときおり濃いものもある。これは番組ごとのツイートの量を示している。もちろん、濃い番組がツイート量が多い、つまり盛り上がった番組だ。
上の中ではフジテレビ『水曜歌謡祭』が濃い。そこで、その番組をクリックしてみると、こんな画面になる。
説明はあまりいらないと思うが、このようにこの日の『水曜歌謡祭』のツイートが人数、ツイート数など表示される。右下の「よくツイートされたワード」を見ると、その日の放送で何が盛り上がったのかもわかる。この日はドリカムと福山雅治が出演して視聴者が盛り上がったことがざっとわかる。
この棒グラフを見ると、20:35〜20:40あたりがとくに盛り上がっている。グラフの棒をクリックすると、その具体的なツイートを見ることができる。
このように、元のグラフに覆いかぶさる形で画面が表示される。スクロールすれば20時38分の一分間のツイートをひと通り見ることができる。そのままスクロールしていくと、前後の時間のツイートが続けて表示される。ざっと見ていくと、この時間は福山雅治が『虹』を唄って大いに盛り上がったことが確認できた。
右側には、メイン画面と同様、この時間でのツイートの多いワードが表示されている。例えばその中の「福山雅治」を押すと、このようになる。
「福山雅治」を含むツイートに絞り込んで表示される。番組開始時点でも「福山雅治」のツイートが多く、オープニング時点からこの日の福山の出演を楽しみにしている視聴者の様子がわかる。
これがざっと基本的な使い方だ。こうした操作がそれぞれ非常に素早くスムーズにできる。ストレスなく次々とツイートを追っていけるのは、作業を楽しくしてくれる。
ではさらに最近話題の番組のツイートを見てみよう。
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