テレビとネットの横断業界誌 Media Border

2021年03月号

地域メディアはコミュニケーションの未来を作れるか〜広島実証実験を中国新聞担当者に聞く〜

2021年03月02日 13:07 by sakaiosamu


※画像はニュースリリースより

 

2月半ば、私のFacebookにScreens(放送業界の最新動向を伝えるメディア・株式会社TVer運営)の記事が流れてきた。

広島県内の民間放送4社と中国新聞社、広島県民向けインターネット配信の実証実験開始

民放による共同での実証実験は珍しくはないが、新聞社も参加する例はあまりないので目に留まった。そして、これはどこかで聞いたことがあるぞ!と考えて思い出した。
筆者が昨年出版した「嫌われモノの<広告>は再生するか」の反響をくれた中に、地方紙の社員の方がいたのだ。その時のメールを探し出した。

「私は広島の地方紙の社員で今、ローカル局全局、地元の企業4社などとともに、ローカルコンテンツの配信基盤の実証実験(総務省)に取り組んでいます。」
そうそう、これだ。まさにこの実験のことだ。

たまたま目にした記事とメールがつながり、興味が化学反応を起こした。メールをくれた中国新聞社・メディア開発室の山本洋子氏にさっそく連絡し、お話をお聞きしたいと申し出た。

Zoomで顔を合わせる前に、山本洋子氏について検索すると、「科学ジャーナリスト賞2015」受賞の記事が出てきた。つい最近まで現役バリバリの優秀な記者だったわけだ。実際にお話しした山本氏は、物事を整理して理路整然としゃべりつつも言葉の奥に情熱を秘めた女性だった。

山本氏にまず、今回の実証実験に至る経緯について聞いたところ、3点に整理して説明してくれた。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

宮崎から、そして日本から台湾への窓口を担う〜宮崎放送の地域商社・トレードメディアジャパン

2021年04月号

sodaneを通じて知るローカル局がキュレートメディアをやるべき理由〜北海道テレビ・阿久津友紀氏インタビュー

2021年04月号

「シナぷしゅ」は番組というより、育児を支えるツールにしたい〜テレビ東京・飯田佳奈子氏への取材

2021年03月号

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2021年04月号

春は来た。すでに桜は散り始めたが、コロナは居座り続けている。メディアの世界...

2021年02月号

コロナ禍とともに押し寄せるメディアの危機。緊急事態宣言は延長されたと言って...

2021年01月号

もうヤバい!レガシーメディアは崩壊寸前の危機に陥っている。今までとはまった...