テレビとネットの横断業界誌 Media Border

2020年11月号 vol.66

放送と通信の融合、結論はストリーミング+オンデマンドかもしれない

2020年11月10日 16:39 by sakaiosamu

私はドラマや映画が大好きで、毎日のように配信サービスを見ようと、AppleTVを起動する。各配信サービスには一通り契約していて、Hulu、U-NEXT、AmazonPrimeと立上げては新しいコンテンツをチェックする。最近はもっぱらNetflixだ。「愛の不時着」と「梨泰院クラス」はもちろん見たし、「鬼滅の刃」は映画がヒットして全26話を見終わった。いまは「クイーンズギャンビット」というチェスの世界を描いたミニシリーズにハマっている。

そう書くと、次々に映画やドラマを見ているようだが、実際は少々違う。ドラマシリーズを最終話まで見ると、次に何を見るか深刻なほど悩む。ドラマは連続してみるので選ぶのは慎重になるが、「映画を一本見よう」という時でもえらく迷う。迷って悩んで考え込んでしまう。これにしようかと思っても、すぐに決められずフィルマークスという映画評価サービスで点数を見たりする。点が低いと見るのをやめてしまう。そんなことをするうちに30分くらい平気で経ってしまい、結局何も見ないで終わってしまう。毎日そんな無意味な時間を費やしている。

一方ケーブルテレビの多チャンネルサービスにいまも契約しており、ムービープラスという映画チャンネルをたまにチェックする。ふと見た時に面白いシーンに遭遇すると、そのまま見始めることも多い。Netflixのラインナップに入っているのを知っている映画なのに、偶然ムービープラスで出会ったら見入ってしまうのだ。オンデマンドだとあれだけ時間をかけないと「今夜の一本」を決められないのに、なぜか「いま放送している映画」だと、途中からでも見てしまう。

いま毎週水曜日の夜にNHK BSプレミアムで「刑事コロンボ」を放送している。子どもの頃に大好きだったしその後も何度か見ているものが、放送されていると楽しみにしてしまう。U-NEXTには字幕版が全話入っているのだが、小池朝雄の吹替じゃなきゃとわざわざBS放送のものを録画して見ている。「毎週の放送を楽しみにする」という昭和のテレビの見方を、令和になっても続けている。どこか馬鹿みたいだと思いつつ、そのペースは悪くないのだ。

さて先日、こんな記事を見かけた。

Netflixがフランスでリニア配信のTV番組と映画チャンネルをテスト中(日本版TechCrunch:11月7日)

オンデマンドサービスで世界をリードするNetflixが、なぜリニア配信をテストするのか。

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