Introduction
中京テレビの山田有吉氏から興味深いレポートが届いたのでご紹介したい。ビジネス推進に所属しつつ営業推進の役割も担う山田氏は、視聴データの分析から広告効果を導き出し、スポンサー企業に報告した。たんに視聴率の測定だけでなく、それがエリアマーケティングにどう繋がったかまで可視化したことで、テレビの広告メディアとしての価値を数値化している。今後、ローカル局でも必要になりそうなデータ分析の一つの成果として記事にまとめてもらった。同内容を、今月のミライテレビ推進会議のオンライン会合で発表してもらう予定だ。その予習も兼ねてじっくりお読みいただきたい。
書き手:中京テレビ営業局営業推進部
兼 ビジネス推進局インターネット事業部・山田有吉
弊社では、今年の3月にエリアの流通と組んで、テレビ広告の接触から興味喚起、購買までをデータで追う施策を実施しました。
視聴データとWEBアクセスデータ、POSデータを組み合わせることで、テレビCMの効果をどこまで見える化できるのか。今回は、①デジタル広告との比較、②チラシ・折り込み広告との比較、の2つの観点からテレビ広告のデータを追ってみました。
≪実施概要≫
- ロート製薬の日焼け止め「スキンアクア」等を紹介する60秒のオリジナルCMを制作
- CM中に自動表示されるデータ放送にて視聴者は抽選に参加でき、その結果により2種類の割引率のクーポンが取得可能な二次元コードが表示される
- 二次元コードからスマホで取得した割引クーポンは、エリアのスギ薬局全店舗にて使用でき、ロート製薬の該当商品の割引が適用される
上記CMは、平日17時台の夕方ワイド「キャッチ!」、日曜11時台の情報番組「前略、大徳さん」にてそれぞれ2回、計4回放送。
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