テレビとネットの横断業界誌 Media Border

2020年06月号

流通×視聴データ×エリアマーケ~テレビCMの効果を見える化してみる~山田有吉氏寄稿〜

2020年06月10日 10:04 by sakaiosamu

Introduction
中京テレビの山田有吉氏から興味深いレポートが届いたのでご紹介したい。ビジネス推進に所属しつつ営業推進の役割も担う山田氏は、視聴データの分析から広告効果を導き出し、スポンサー企業に報告した。たんに視聴率の測定だけでなく、それがエリアマーケティングにどう繋がったかまで可視化したことで、テレビの広告メディアとしての価値を数値化している。今後、ローカル局でも必要になりそうなデータ分析の一つの成果として記事にまとめてもらった。同内容を、今月のミライテレビ推進会議のオンライン会合で発表してもらう予定だ。その予習も兼ねてじっくりお読みいただきたい。

 

 

  

書き手:中京テレビ営業局営業推進部           
   兼 ビジネス推進局インターネット事業部・山田有吉

弊社では、今年の3月にエリアの流通と組んで、テレビ広告の接触から興味喚起、購買までをデータで追う施策を実施しました。

視聴データとWEBアクセスデータ、POSデータを組み合わせることで、テレビCMの効果をどこまで見える化できるのか。今回は、①デジタル広告との比較、②チラシ・折り込み広告との比較、の2つの観点からテレビ広告のデータを追ってみました。

≪実施概要≫

  • ロート製薬の日焼け止め「スキンアクア」等を紹介する60秒のオリジナルCMを制作
  • CM中に自動表示されるデータ放送にて視聴者は抽選に参加でき、その結果により2種類の割引率のクーポンが取得可能な二次元コードが表示される
  • 二次元コードからスマホで取得した割引クーポンは、エリアのスギ薬局全店舗にて使用でき、ロート製薬の該当商品の割引が適用される

上記CMは、平日17時台の夕方ワイド「キャッチ!」、日曜11時台の情報番組「前略、大徳さん」にてそれぞれ2回、計4回放送。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「前田新会長の流儀が前面に出たな」8月4日に発表された、NHKの新3カ年計画を読んで目を丸くした〜塚本幹夫氏寄稿〜

2020年08月号

ローカル局営業に使える!属性別視聴データ「インテージAREA TV」について

2020年07月号

続・視聴率という厄介な代物

2020年07月号

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2020年10月号

コロナ禍はまだまだ続き、メディアの苦難も終わらない。やって来た秋が静かに深...

2020年09月号

夏は終わりのはずなのにまだまだ猛暑はつづき、コロナもピークは過ぎたようだが...

2020年08月号

遅い遅い梅雨明けの後には、キツい日射しの夏が来た。コロナのキツさも相まって...