体験会では実際に「NHKプラス」を操作することができた
Introduction
弁護士ドットコムニュース編集長の新志有裕氏による隔月連載。今回は話題の「NHKプラス」の操作体験記だ。説明会の様子は各メディアで報じられたが、「触ってどうだったか?」を克明にレポートしてくれる。特に「深夜も?」の部分は注目だと思う。
書き手:新志有裕(弁護士ドットコムニュース・編集長)
NHKが3月から試験的に始めるインターネット常時同時配信「NHKプラス」(https://plus.nhk.jp/info/)の取材・体験会が2月20日に開かれ、ネットメディアの記者として参加してきました。記事はこちら(https://www.bengo4.com/c_23/n_10805/)で公開しています(純粋な概要紹介記事なので、ご存知の方は特に見なくて大丈夫です)。このmedia borderの記事では、私が感じたこと、気になったことをまとめます。
●テレビ放送じゃなく、全部こっちでいいのでは…
アプリでの操作性については、朝日新聞が「ユーチューブみたい」という体験記事(https://www.asahi.com/articles/ASN2N5CR0N2NUCVL00P.html)を出していますが、まさにYouTubeみたいに操作がしやすく、番組を探しやすいUIになっています。
特に、取材・体験会では、「見逃し視聴」のサービスがやたらと強調されていて、常時同時配信だけでなく、見逃し視聴にも注目が集まっていました。番組が始まった後に、番組を最初から視聴することのできる「追いかけ再生」の機能もあって、非常に便利です。また、NHKが用意したプレイリストから番組を視聴する機能もあり、例えば、「新型肺炎」をタップすると、新型肺炎に関連する番組のリストが表示されます。
ニュース番組の見逃し視聴では、すべての番組ではありませんが、それぞれのニュースの項目ごとに、番組を見ることができます。使い勝手がいいので、逆に、「放送じゃなくて、もう全部これでいいんじゃないのか」と思ってしまいました。
●受信契約していなくても、結局は使えてしまう…
気になったのが、受信料との関係です。この「NHKプラス」は、ログインしなくても、右下に大きなメッセージが表示されるだけで、同時配信そのものは、受信契約の未契約者であろうが、受信料の未払い者であろうが見ることができます(ただし、見逃し視聴は見ることができません)。
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