テレビとネットの横断業界誌 Media Border

2020年02月号

「さよならテレビ」とはリアルな現実で構築したエンターテイメントである。

2020年02月03日 17:04 by sakaiosamu

映画「さよならテレビ」は2020年1月2日から公開が始まった。東京ではポレポレ東中野、初日から入りきれないお客さんが続出する盛況ぶり。2月以降は全国各地に上映を広げる。

この作品は2018年9月にテレビ番組として中京地区で放送された。それを録画したDVDが日本中のテレビマンの間で出回って視聴された。筆者も見て、11月には東海テレビまで行ってディレクターの圡方宏史氏にインタビューした。その様子は2回に分けてこのMediaBorderに掲載している。

「さよならテレビ」はなぜテレビをさらけだしたのか〜東海テレビ・圡方宏史氏インタビュー(前編)〜

「さよならテレビ」はテレビの何にさよならしたのか〜東海テレビ・圡方宏史氏インタビュー(後編)〜

映画版はテレビ版からかなりブローアップされ、30分もの映像が追加されており、テレビ版とはかなり印象が違う。あらためて圡方氏に聞きたい気持ちがもくもくとふくらんだ。そこで元NHKのジャーナリスト相澤冬樹と毎月配信している「メディア酔談」というライブ番組に出演のお願いをした。1月31日の夜に行ったライブ配信が、YouTubeでアーカイブ化してあるのでいつでも見てもらえる。1時間7分と長いが、他のインタビュー記事にはないかなりディープなお話が聞けた。

最初の方で相澤冬樹が長々と喋るのがやや退屈かもしれないが、途中からぐんぐん盛り上がる。かなり面白いお話が聞けた。そのポイントと、そこから考えたことを書いておきたい。 

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