同時配信への総務省要求に、NHK大幅譲歩?
NHK同時配信の行く末が見えない。11月28日には各新聞が一斉に、NHKの大幅譲歩を報じた。受信料の2.5%キャップをオリパラを除けば超えないようにするという。自民党の「放送法の改正に関する小委員会」の場でNHKが提示したそうだ。
朝日新聞の記事には、"出席者によると、「ちゃぶ台返しだ」「今ごろなんだ」などの声が相次いだという"ともある。この議員団は、NHK同時配信の議論に着手せよと2015年に提言し、そこから総務省の「放送を巡る諸課題に関する検討会」がスタートした、いわば言い出しっぺだから当然の主張だろう。
一方、読売新聞はさらにNHKの譲歩の内容を詳しく書いた記事を29日朝刊一面トップで掲載している。上の写真がそれだ。なんと、BS放送2波を1つに絞るというのだ。そこまで踏み込むのか、と驚く人も多いだろう。そこまで言えばさすがの高市大臣も首を縦に振るのではないかと考えたくなる。だがそうだろうか?筆者は、まだまだNHKは甘いなあ、と感じている。逆に、BSを1波に絞るのも”今さら”の話なのだ。
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