MediaBorder発行人の境治がコーディネートするSSKセミナー「民放キー5局のメディア戦略2019」が10月25日に開催される。
このセミナーは2016年以来毎年、SSK新社会システム研究所の主催で開催されてきた企画で、今年で4回目になる。「メディア戦略」とは、地上波編成に限らずBS、CS、ネットそしてイベントとしての「場」もメディアととらえ、それらを横断的に編成していくことを言っている。TVerのダウンロード数が2000万を超えNHKの同時配信が近々実現しようとする2019年は、ここ数年のテレビ局の進化の大きな節目となるのはまちがいない。また地上波の指標も世帯から個人にシフトし、スポンサーのCMへの要望もデータをもとに細かくなっている。明らかに新たなパラダイムに放送がシフトしている。
セミナーではそうした多様なテーマをパネリストに投げかけ、2020年以降の放送の未来像にまで議論を広げていきたいと考えている。
登壇者は以下の方々だ。
日本テレビ 編成局編成部 担当部長(マルチプラットフォーム戦略担当)高谷和男様
テレビ朝日 総合編成局 総合編成部長 榊原誠志様
東京放送ホールディングス 総合編成局 総合編成部長 吉田裕二様
テレビ東京ホールディングス コンテンツ統括局次長兼編成統括部長 縄谷太郎様
フジテレビジョン 編成制作局編成メディア推進室編成メディア推進部部長職 佐竹正任様
それぞれ各局で重職を担う面々。これまでのこのセミナーでは、地上波の編成部長と「総合編成」のようなメディア横断の編成を担う職務の方とが登壇してきたが、今回は初めて「総合編成」的な役職の方々の登壇となった。キー局全体がまさにメディアを横断する考え方に完全にシフトし、その体制が整ったと言えそうだ。
本セミナーについて、MediaBorder登録読者には優待割引プランを用意している。
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