テレビとネットの横断業界誌 Media Border

2019年03月号

これからテレビは「誰が見ているか」を問われる〜パラダイムシフトの本質的部分〜

2019年03月13日 14:47 by sakaiosamu

年初以来、テレビを中心にメディアのパラダイムシフトが起きつつあることを伝えてきた。そしてそれを示すような出来事や発表の内容を記事にしてきた。

以下の記事がそれに当たる。

世帯視聴率の時代はおしまい〜テレビにやってくる「視聴質」というパラダイム〜

テレビの逆襲が始まる?!VR Forum2019開催、新視聴率計画の2020年始動を公式発表!

前回の記事、JAA小出誠氏のインタビュー記事も、この流れの中で読んでもらうと意義がくっきりすると思う。

広告主はいま、メディアをどう考えているのか?〜日本アドバタイザーズ協会・常務理事 小出誠氏に聞く〜

特に小出氏の話に出てきた「ゴルフ番組は広告主にとって良い」という見方は、今後のテレビのあり方の大きなヒントだと思う。分野がはっきりしている番組は、その分野の広告主にとってありがたいということだ。

そしてこの記事では、ある意味小出氏の話を膨らませ、掘り下げるような内容だ。

ビデオリサーチ社のVR Forumの一週間前、2月7日に日本広告業協会(JAAA)主催の「テレビ広告ビジネスフォーラム」が開催された。この内容がまさに新しいパラダイムシフトを指し示すものだった。その新しいパラダイムをもっとも集約的に表現していると言っていいスライドをこの記事では紹介したい。

プログラムの一番最後に、広告主側、メディア側、代理店側、それぞれを代表する方々がパネリストとなったディスカッションがあった。そこにADKマーケティング・ソリューションズ事業役員である沼田洋一氏が参加していた。その沼田氏がいわゆるヒートマップを見せてくれたのだ。

広告主から見て、自分のブランドに合った人びとがどの番組を見ているか。それをタイムテーブルに濃淡の色付けをしたものを投影したのだ。取材の場などでは私も見たことがあったが、大きなシンポジウムのような場で公開されることは、私の知る限りなかったように思う。かなり画期的な場となったと思う。

沼田氏にお願いして、スライドの原版をいただけたので、ここでお見せしたい。


※視聴データ;インテージ i-SSP(TV) 関東 2017.6-2018.5 
ビール購入者:インテージSCI 2018/3~2018/5に該当カテゴリー商品を購入 Axivalにて加工集計(以下同様)

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