テレビとネットの横断業界誌 Media Border

2019年02月号

平成元年から指摘されてきた「放送離れ」、新卒採用状況に見るメディア環境の変化〜新志有裕氏・寄稿

2019年02月25日 10:16 by sakaiosamu

Introduction
弁護士ドットコムニュース編集長・新志有裕氏の隔月連載、今回は「平成の終わり」をモチーフにした記事。平成30年間の時代の変化を、メディア界の新卒採用を題材に論考している。思えば、本メディア運営者・境は昭和62年入社でキャリアはほぼイコール平成だった。新志氏はちょうど平成真ん中世代だと言う。平成の捉え方も、人により違う。あなたなりに振り返りつつ、この記事を読めば面白いだろう。


 

 

 

書き手:新志有裕(弁護士ドットコムニュース・編集長)

2019年2月19日の新聞協会報に掲載された2019年春の新聞・通信社入社予定者数の集計結果がツイッターで拡散され、このうち、産経新聞の入社予定者が記者1人、ビジネス職1人のたった2人しかいないことが話題になりました。産経新聞の関係者からは「ここまで厳しいとは」といった声も聞こえてきます。彼らは平成最後の新入社員となります。では、平成最初のマスメディアの新卒採用はどのような状況だったのでしょうか。創出版が毎年出している「マスコミ就職読本」のデータを参考にしながら振り返ります。 

●産経新聞の採用数、平成元年は96人、平成最後の今年は2人

「マスコミ就職読本 91年度版 新聞・出版編」(創出版)によると、産経新聞の1989年度の採用数は、記者職68人(うち女性8人)、業務職27人(うち女性4人)、技術職1人でした。1990年度は記者職70人(うち女性14人)、業務職33人(うち女性7人)、技術職1人で、2人しかいない現在との違いが際立っています。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

NHKネット展開の究極アイデア、コンテンツを誰でも使える「オープンデータ」にしたらどうなる?〜〜新志有裕氏隔月連載〜

2019年08月号

放送同時配信 私が「地域制御、常時同時」にこだわる理由〜塚本幹夫氏寄稿〜

2019年08月号

日本最強のサブスク「NHK受信料」への批判を分類してみた〜新志有裕氏隔月連載〜

2019年06月号

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2019年09月号

メディアは長らく、過渡期と言われてきた。だがこの秋、過渡期は終わるようだ。...

2019年08月号

長い長い梅雨が明けると、灼熱の夏が待っていた。オーブンのような日差しにさら...

2019年07月号

梅雨が続き、九州は特に記録的な豪雨に見舞われており心配だ。だがこんな憂鬱な...