テレビとネットの横断業界誌 Media Border

2018年12月号

パーソナライズドの時代に、テレビの全国天気予報は要らない? 〜電通オープンラウンドテーブルで見えた「コンテキストの進化と課題」〜新志有裕氏・寄稿

2018年12月26日 09:58 by sakaiosamu

 

Introduction
弁護士ドットコムニュース編集長・新志有裕氏の隔月連載、今回は「コンテキスト」についての論考記事だ。先日、電通総研によるオープンな催しとして「オープンラウンドテーブル」が開催された。ゲストスピーカーとしてスマートニュースの藤村厚夫氏と、北海道テレビの社長を今年退任された樋泉実取締役相談役がプレゼンし、それを受けてこってりディスカッションする企画だ。今回の記事は、そこでの話を元にしたものだ。今後のメディアにとって重要なキーワードとなりそうな「コンテキスト」について、これを読んで読者の皆さんも考えを広げてもらえればと思う。

 

 

書き手:新志有裕(弁護士ドットコムニュース・編集長) 

電通総研で12月11日、フェローたちによる議論の総まとめとなるオープンラウンドテーブル「メディアは何のために存在しているのか? ソートリーダーとメディアの未来を考える」が開催されました。ミライテレビ推進会議の主宰者である境治さんを含め、電通総研フェローとゲストフェローが4時間にわたって、メディアについて語りました。 

すでに、詳細レポートはMarkeZineで公開されています(メディアの存在意義とは?コミュニティから広告まで徹底討論【電通総研オープンラウンドテーブル】)ので、議論の流れについては、こちらをご覧ください。今回の記事では、一連の議論の中で私が感じたことを中心にまとめました。

「Content is king」ではなく、「Context is king」の時代に

今回、2人のゲストフェローが基調発表をしたのですが、このうちの1人が、スマートニュースの藤村厚夫さんです。

藤村さんが問題提起したことの柱は、メディアの今後のシナリオとして、「コンテンツ」ではなく、コンテンツを取り巻く「コンテキスト」が王様になるということです。

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