テレビとネットの横断業界誌 Media Border

2018年11月号

テレビはもう一度、社会にCONNECTされていく〜INTER BEE CONNECTED個人的レビュー〜

2018年11月19日 15:09 by sakaiosamu
2018年11月19日 15:09 by sakaiosamu

放送業界の祭典、InterBEEが先週、11月14日から16日まで開催され盛況に終わった。三日間の来場者は4万人を超え過去最高だったそうだ。

一部の読者はご存知と思うが、私、境治はここ数年INTER BEE CONNECTEDという特設コーナーの企画をお手伝いしている。CONNECTEDとはネットとの接続、ビジネスへのつながりを意味している。つまり、ネットなどで放送の新しいビジネスを開拓することをテーマにしている。展示だけでなく、毎日4コマずつのセッションが組まれて手前味噌ながら非常に充実した内容となった。この記事では、CONNECTEDの三日間を個人的に振り返り、幕張に行けなかった読者や、すべてを見ることができなかった方に紹介したい。ただし「個人的に」なのでごく一部の話でありまた私のかなり偏った視点で振り返ることはご了承いただきたい。ただ、これまでのINTER BEE CONNECTEDにも増して内容の濃い、また新しい動きが多々見られたことは強調しておく。

まずセッションの全体スケジュールはこんなところだ。それぞれの内容や登壇者はこのページでご確認を→INTERBEE CONNECTED公式ページ

■2010年代の若者は早く寝るのか?

初日の最初のコマは、昨年に続き電通メディアイノベーションラボの奥律哉氏のコーディネートで、電通&ビデオリサーチの混合チームによる「ソーシャル・シークエンス分析」の最新データが披露された。このセッションの概要は近いうちにInterBEE Magazineで公開するのでそちらをお待ちいただきたい。今年は、ソーシャル・シークエンス分析をさらにクラスターごとに分けて解析しているのが面白かった。

ただここで紹介したいのは、このデータだ。

 

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