テレビとネットの横断業界誌 Media Border

2018年11月号

それならば、視聴率競争とは何なのだろう?〜在京キー局第二四半期決算より〜

2018年11月14日 10:11 by sakaiosamu

先週、在京キー局の第二四半期決算が出そろった。このところスポット広告が振るわないと聞いていたので気になって確認してみた。各局のタイム収入とスポット収入の増減額を並べてみたら意外なことが見えてきた。上のグラフを見て欲しい。

青がタイム収入、オレンジ色がスポット収入だ。まず、軒並みオレンジ色が下に下がっているのがわかる。テレビ朝日とフジテレビの減少額が大きく、それぞれマイナス25億円、マイナス24億円という規模だ。

青い棒は逆にどこも上を向いている。日本テレビは26億円のプラスだ。スポットの減額分をタイムの増額分が上回っており、日本テレビは差し引き13億のプラスになっている。差し引きプラスなのは他にテレビ東京。ややマイナスなのはTBSとフジテレビだ。

そして意外なことに気づく。テレビ朝日はスポットの減少額が大きいだけでなく、タイム収入も唯一減少しているのだ。そのため、トータルで27億円を超える減収となっている。これはいったいどういうことなのか。10月には日テレから三冠を奪い絶好調のはずではないのか。視聴率が好調なのになぜ放送収入が落ちてしまっているのだろう。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

コロナ時代のテレビビジネスを創造せよ!

2020年05月号

「この国の放送通信融合は待ったなし」ってどれくらい待ったなしかイメージしてみよう

2020年01月号

高市総務大臣はなぜNHK同時配信に待ったをかけたのか?

2019年11月号

読者コメント

バックナンバー(もっと見る)

2020年08月号

遅い遅い梅雨明けの後には、キツい日射しの夏が来た。コロナのキツさも相まって...

2020年07月号

第2波が迫る中、コロナとはまだまだ長い付き合いになりそうだ。メディアの役割...

2020年06月号

アフターコロナへ、日本中が動き出した。もちろん、それは元どおりの世界ではな...