梅雨入りもまだだというのにすでに初夏と言いたくなるような陽気の5月25日(木)から28日(日)にかけて、この時季恒例のイベント・NHK技研公開2017が開催されました。Media Border読者のみなさんも東京・砧のNHK放送技術研究所に足を運ばれた方が多いことと思います。

今回のテーマは「2020年へ、その先へも広がる放送技術」。すでに各種報道されていますが、今年の展示はAIやIoTといった最先端技術を放送と連携させようという試みが前景化されていました。ここ数年の主役だった8Kは試験放送も始まるなどしたたためか一歩引き、高画質・高精細の強調から制作システムなど実用化に向けての試みに重点が移っているような印象を受けました。
会期中は数々の講演、シンポジウム、研究発表が開かれ、活発な議論が繰り広げられました。「メディアイベント右往左往」では、その中から25日(木)の株式会社インフォシティ代表取締役・岩浪剛太氏の基調講演「2020年、その先のテレビへの期待」の内容をご紹介します。(ここから先は登録読者のみ)
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