今月は、15日(土)に開かれたデジタルアーカイブ学会設立総会と、20日(木)の"村井委員会”こと情報通信審議会情報通信政策部会放送コンテンツの製作・流通の促進等に関する検討委員会の第6回をレポートします。
デジタルアーカイブ学会設立総会は4月15日(土)の夕方、東大本郷キャンパスで行われました。会場となった法文二号館一番大教室に入ると、座席はほぼ満員(172人が来場したとのこと)。
当学会の会長代行に就任した東大情報学環・吉見俊哉教授は、学会設立の背景と趣旨を説明する中で、「デジタル」と「アーカイブ」を繋げる学会の必要性を繰り返し熱く訴えていました。デジタル技術の進展によりデータ・情報の量が近年飛躍的に増大していますが、それらを蓄積し生活に結びつけていくには技術だけでは足りないものがあると吉見教授は語ります。一方、アーカイブはデジタル以前から多く存在し、図書館学や博物館学などいろいろな領域で学問が発展してきました。デジタル技術によって、これらが統合される流れがあります。Media Border読者のみなさんが携わっている放送・映像コンテンツも決して無縁ではありません。(ここから先は登録読者のみ)
読者コメント