テレビとネットの横断業界誌 Media Border

2017年01月号

掲げるのは、しずおか愛!「イブアイしずおか」は地域のために楽しく頑張る番組〜SBS静岡放送のチャレンジ精神・その2〜

2017年01月17日 14:20 by sakaiosamu

地域のためだからこそ、番組づくりも楽しむ「イブアイしずおか」 

多くのローカル局は、夕方の時間帯に地域向けの番組を自社制作で放送している。SBS静岡放送も「イブアイしずおか」という番組を、16:45〜17:50の「エンタ」、18:15〜18:57の「NEWS」の二つに分けて月曜から金曜まで送り届けている。

キャッチフレーズは「しずおか愛」。地域のために徹した番組づくりに、日々スタッフが情熱を燃やしている。と言っても、鬼気迫るムードではなく、むしろのびのび楽しんで制作しているように見えた。リハーサルを見学させてもらったが、小さなスタジオをうまく使って、少人数でやりくりしている。

メインパーソナリティは、小沼みのりアナウンサー。愛称「みのりん」の、親しみやすいキャラクターの彼女を、内山絵里加アナと気象予報士の比連崎実氏がサポートして進行する。

同じスタジオに、気になるセットがあった。なぜか、昭和のスナック風だ。

「アタックみのり」という、PRコーナーのためのセットだそうだ。企業がプッシュしたい商品などをプレゼンテーションするコーナーなのだが、ただ商品をお勧めするより、スナックのムードで話してもらった方が楽しく受け止めてもらえるのでは、という発想だそうだ。実際、来てくれた人はけっこう面白がってくれ、去年ゲストで来た脚本家・倉本聰氏も気に入ってサインを残してくれたという。

聞けば聞くほど番組づくりを大いに楽しんでいる彼らだが、他局との視聴率争いはなかなか熾烈だという。トップの時期が続いたかと思うと、他局に抜かれる。もう一度返り咲くために新たなコーナーが必要。そこで目をつけたのが、歌姫・朝倉さや。彼女はなんと、山形出身の民謡歌手だ。


画像はSBS静岡放送WEBページより

彼女をフィーチャーした「ひとり観光協会」というコーナーが人気となった。(ここから先は登録読者のみ)

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「書道甲子園」の華やかさと、町おこしとの間の距離

2019年09月号

MBC南日本放送・中村会長はコピーライター。「公共性でメシを食う」の意味は?

2018年09月号

地域密着をさらに進化させる。MBC南日本放送の意欲的取り組み

2018年09月号

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2019年09月号

メディアは長らく、過渡期と言われてきた。だがこの秋、過渡期は終わるようだ。...

2019年08月号

長い長い梅雨が明けると、灼熱の夏が待っていた。オーブンのような日差しにさら...

2019年07月号

梅雨が続き、九州は特に記録的な豪雨に見舞われており心配だ。だがこんな憂鬱な...