9月7日付のリリースで、こんなニュースが配信された。
「朝日広告社、テレビメタデータと人工知能を活用したキャンペーンマネジメントの実証実験を実施」
リリース文によると、「テレビCM反応者のパーソナリティをリアルタイムで解析」「パーソナリティに最適化してメディアとクリエイティブをコントロール」というのだが、どうもいまひとつ具体的にわからない。だがIBMのAI技術であるWatsonを使うとあるのが目を引いた。
テレビCMの分析にAIを使うのは興味深い。そしてIBM側でこの仕組みの開発に携わったのが、岸本拓磨氏であることもさらに私の関心を引いた。
岸本氏はもともと朝日放送で長年仕事をしてきたテレビマンで、在籍時から領域を飛び越えたボーダーレスな動きをしていた。MediaBorderの勉強会でも、常連メンバーだったのだが今年4月にIBMに移籍していた。半年でいきなり、新しい取組みに挑んでいるとは頼もしい。
そこで、岸本氏に取材し、この仕組みについて詳しく解説してもらった。(ここから先は、登録読者のみ)
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