10月8日(土)朝5時からの「新・週刊フジテレビ批評」に出演した。ビデオリサーチの新しい視聴率調査について、同社の石松俊之氏に聞くためだ。ご覧いただけた方もいるかもしれない。また関東ローカルの放送なのでそれ以外の地域の方はFOD(フジテレビオンデマンド)でVOD形式で見てもらえる。
前回の記事と近い話になったので、内容的にはそちらを読んでもらえればいいかもしれない。
「視聴率調査が変わり、テレビの価値は拡張するのか?(1)ビデオリサーチの新しい調査大系」
ポイントとしては世帯数が900に増え、タイムシフト視聴も計測するということだ。この時、石松氏にうかがって初めて知ったのは、リアルタイム視聴とタイムシフト視聴を合計して重複を引いた数字を「総合視聴率」と呼ぶことだ。これからは、放送の翌日にこれまで通りの「視聴率」がわかったあと、9日程度あとで「総合視聴率」もわかることになる。それが、テレビ制作の現場、ひいてはテレビ局に、あるいは視聴者にどんな変化をもたらすのか、興味深い。
ビジネスに直接影響することはまだないだろうが、そうは言ってもなんらかの変化は起こるはずだ。とくに制作現場にとっては、とくにモチベーション面でプラスも出てくるのではないだろうか。
さて今回は、視聴率調査のさらに今後について書いてみたい。「変化」は今月で終わらない。これから数年間かけて少しずつ変わっていくはずだ。(ここから先は登録読者のみ)
読者コメント