MediaBorder読者なら、ガラポンTVの概要はご存知と思う。簡単に言うと、ワンセグ全録をリモート視聴するシステムだ。黒い筐体のハードを買うと、ソフトウェアとともにシステム全体を利用できる。
ガラポンTVがあれば、「昨日の○○○で△△△が×××しちゃったんだって!」と放送後の番組がネットで噂になった時、スマートフォンで簡単に視聴できる。見逃していた面白いテレビ番組をチェックできるのだ。ワンセグだからこその気楽な利用が実現できている。
その概要を簡単に説明する映像があるので、よく知らない人は見てもらうといいだろう。
そのガラポンTVの伍号機が5月20日に発売された。当日の発表会に行けなかったので後日、保田歩社長に時間をもらい、開発の背景などをじっくり聞いてみた。伍号機の新しい機能がよくわかっただけでなく、保田社長のガラポンにかける思いがあらためて理解できた。それは、「みんなに愛されたい」という強く熱い思いだった。
「伍号機で何が変わったかと言うと、いままで”買わない理由”とされていたことを改善したのです。」
ガラポンTVは買った人の評価が高く手放せなくなるとよく聞く。ガジェットにこだわる人ほど、よくできていると認めるようだ。だからこそ、”ここが気になる”という細かな点への指摘も出てくるのだろう。ではその”買わない理由”とは何だろうか。
「一部の人から”え?ワンセグなの?”と言われてきました。我々としてはワンセグだからこそ価値があると考えているのですが、どうしても”だったら画質がよくないんだ”と指摘する人がいる。そこで、フルセグ対応したんです。」
これまでの8ch全録に加えて、オプションで1chフルセグ録画できるようになった。詳しいことはあとで詳述しよう。
「もう一点よくなったのは、クオリティです。ハードウェアメーカーとしてのモノづくりクオリティの底上げを達成しました」
ガラポンTVは、ハードウェアありきのサービスだ。そのモノとしての側面に今回はかなり力を入れたという。
「ガラポンについて、95%ぐらいの人は”サイコー!”と言ってくれます。残り5%くらいの人がゴミだと言うんですね。その5%の人に対応したかった」
ネットでのコメントの話なので、”ゴミ”という言葉も書く人がいるようだ。それにしても、何を酷評し、それをどう克服したのだろうか。(ここから先は登録読者のみ)
読者コメント