テレビとネットの横断業界誌 Media Border

2015年10月号 vol.5

Roviの展示に見る、これからのテレビに必要なこと

2015年10月13日 10:55 by sakaiosamu
2015年10月13日 10:55 by sakaiosamu

Media Borderの読者諸氏なら、Roviの名前はご存知だと思う。放送業界にとっては、EPGを開発し、その権利を持っている企業というイメージが強いだろう。日本では電通、東京ニュース通信社とともにIPG社を設立し、テレビや録画機向けに"Gガイド"を提供していることで知られている。

そうしたBtoBのサービスが中心でコンシューマ向けの製品は扱っておらず、いまひとつ”顔”が見えない印象もあったと思う。人によっては”何かと権利料をとられる存在”という言い方もされている。

実は毎年、CEATECの開催に合わせて幕張メッセ近くのホテルで、限られた人向けの展示を行ってきたそうだ。今年、筆者宛にも連絡をもらったので取材に行ってみた。

ニューオータニの24階に特別にあつらえられた部屋。決して広くはない空間の三面を使って展示してあった。Roviの日本法人代表取締役社長の西村明高氏が迎えてくれた。

資料によれば西村氏はパナソニックで長年の実績を積んだ上で、2006年からRoviに入ったそうだ。話の中には専門用語がちりばめられており、熱い語り口からもテクノロジーへの情熱が伝わってきた。


●Roviが提示するのは、テレビにいま必要な新しい発想だった(ここからは登録読者のみ)
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