配信を予告したきりになっていた記事をようやく読んでいただこうと思う。
J:COM のSTBの新機能についてだ。
本題に入る前に少し解説しておくと、いまNetflixの日本でのサービス開始でVODが注目を集めている。そんな中でなかなか話題に上らないがJ:COMは日本のVOD市場の重要なプレイヤーだ。CATVは放送をみるにはSTB、いわゆるセットトップボックスが必要になる。J:COMのSTBにはVOD機能もあり、視聴可能世帯で言うと344万世帯あるそうだ。SVODと単純に並べにくいがユーザー数では、dTVの次、huluより多い第二位なのだ。
huluが日本に来るまでは日本のVODは都度課金モデルがほとんどで、J:COMのユーザー数は圧倒的だった。2005年のサービス開始以来着々と拡大し、サービスの幅も広げてきている。
そのJ:COMはCM展開でもおなじみなように、新しいテレビ視聴を売りにしている。その核がSmart J:COM Boxであり、VODサービスなのだ。そして、CATVがVODも運営していることには、テレビの未来を模索する重要な鍵が潜んでいると私は考えている。
●番組表からVODにダイレクトに飛べる利便性
そんなJ:COMのVODについてこんな記事が出た。
J:COMのSTB「Smart J:COM Box」のEPGにVOD連携機能が追加(2015年5月29日付Phile-web)
気になったのは「EPGにVOD連携機能」という部分だ。さっそくJ:COMオフィスにおじゃまして、その新機能を見せていただいた。
これがSmart J:COM Boxの番組表画面。これだけ見れば、よくある操作画面に過ぎない。気になる番組を押せば、詳しい情報が出てきたり、録画ボタンがあったり、また放送中の番組なら即座に視聴もできる。皆さんよくご存知の通りの画面だ。
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