いよいよ2016年も大晦日を迎えた。そこで今年最後の記事として、今月みなさんに呼びかけた「MediaBorder2016話題ランキング」の投票結果をお届けしよう。コタツでミカンでも食べながら、ゆっくり読んでいただければと思う。
結果のグラフはこうなった。全部で54名の読者に投票してもらえたのだが、1位は半分の人が投票した「タイムシフト視聴率はじまる」だった。その次の座をめぐって「AbemaTVスタート」と「メディアのモラルが問われる」がデッドヒートを展開した末、25票・同着2位でゴールした。そのあとを追った「同時配信の議論が急浮上」が22票で4位に滑り込んだ。5位以下を紹介しておくと・・・
- 5位(18票):映画興行次々メガヒット
- 6位(13票):メディアの「分散化」キーワードに
- 7位(12票):ライブ配信活性化
- 8位(8票):SVODオリジナル番組続々
- 9位(6票):「逃げ恥」現象
- 9位(6票):スポーツ定額配信スタート
という順位だった。映画興行については、いささか「テレビとネット」の話題から離れた筆者の個人的な興味領域だと思っていたのだが、5位になったのは読者の皆さんも関心が高い出来事だったのだと受けとめた。
私個人の感想としては、今年のメディアの賑わせ方から見るとAbemaTVが1位ではないかと思っていたので、タイムシフト視聴率が1位だったのは意外だった。それだけ、大きなことだったのだろう。テレビメディアにとっての大きなターニングポイントだった。
「メディアのモラル」は毛色がちがう項目だが、気になるので入れておこうと最後に加えたので、こちらも2位は意外。それだけ重要な話題として関心が高かったのだろう。
4位の「同時配信」は、降って沸いたように急浮上した話題で、10月後半の朝日の記事から2カ月ほどでホットな題材になった。これも面白い現象だったと思う。
さてアンケートにはコメント欄を設けたが、非常に多くの興味深い意見が集まった。MediaBorder読者の皆さんのリテラシーの高さをあらためて感じた。書き込んでいただいた皆さん、ありがとうございました。せっかくなので、できるだけ紹介したいと思う。(ここから先は登録読者のみ)
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