新海誠監督のアニメーション映画『君の名は。』がメガヒットを飛ばしている。8月26日に公開され、先の週末で興行収入62億円を突破。最終的には100億円も視野に入ってきたという。あれだけ話題になっている『シン・ゴジラ』も60億に達したのは9月4日で、一カ月以上かかっている。『君の名は。』は、メガヒットの『シン・ゴジラ』を超えるテラヒット(?)の状態だ。昨年、細田守監督の『バケモノの子』が50億円を超えて、同監督を宮崎駿の後継者という人もいたが、細田作品がそうなるまでには『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』とプロセスを踏んできての結果であるのに対し、新海誠氏はメジャーデビューしていきなり宮崎駿レベルのヒットメイカーに達してしまったようなものだ。
『君の名は。』はなぜここまでヒットしたのか。それはどうにも誰にも正確には言えないだろう。いろいろ探ってもこれだという理由が提示しにくい。ただ、ソーシャルメディアがヒットに大きく寄与したらしいことは誰しも認めるところだろう。そこでここでは、twitterの分析を試み、ヒットの背景を探ってみたい。(ここから先は登録読者のみ)
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